建売住宅とは、不動産会社が建設した建物と土地がセットで販売されている住宅のこと。施主様の希望を取り入れながら建設する「注文住宅」とは異なり、すでに完成した住宅を購入する形になりますが、建売住宅ならではのメリットもたくさん持ち合わせています。

今回は、マイホームの購入を検討している方に向けて、建売住宅のメリット・デメリットや購入時の注意点を解説。人生で一番大きな買い物ともいわれるマイホームの購入を失敗しないための知識をプロの視点からお届けします。

建売住宅とは

先ほどもお伝えしましたが、「建売住宅（たてうりじゅうたく）」は土地と建物がセットで販売されている新築住宅のことを指します。

「分譲住宅（ぶんじょうじゅうたく）」との違いを厳密にいうと、分譲地に建てられているのが「分譲住宅」で、それ以外が「建売住宅」となりますが、どちらも完成した建物と土地がセットで販売されるものなので、同じ意味で用いられることも少なくありません。

建売住宅と注文住宅の違い

建売住宅に対して、施主様の希望に沿った建物を建てるのが「注文住宅」です。注文住宅の一番のメリットは、間取りや内装、設備まで、とことん施主様の希望を反映できること。家を建てる工程を1から経験できるので、マイホーム購入のワクワク感や安心感も得られるでしょう。

一方、注文住宅は土地探しや家づくりに関する打ち合わせに時間と手間がかかるというデメリットもあります。建売住宅の場合は建物と土地がセットになっていますが、注文住宅の場合は土地と建物それぞれで契約を行う必要があり、土地の購入から住宅の引き渡しまでは約1年かかるのが一般的です。建売住宅の場合は、すでに建物が完成しているので1カ月程度で引き渡しが可能。建築前から販売されているケースでも4カ月ほどで入居（完成予定日を要確認）することができます。

建売住宅のメリット

続いて、建売住宅のメリットを解説していきます。建売住宅の特徴を正しく知ることで、自分の希望に合っているかを確かめる検討材料になるはずです。

【メリット１】予算を抑えてマイホームを購入できる

建売住宅はデザインや間取り、設備などの仕様が決まっているため、打ち合わせや資材調達、申請・手続きにかかるコストを削減できます。これによって、ハウスメーカーは効率よく建設を進めることができるので、建売住宅はクオリティーを保ちながらも比較的お求めやすい価格帯で販売されています。

また、最初から価格が明確なので、注文住宅で起こりがちな「こだわりすぎて、予算をオーバーしてしまった…」という事態も避けることができ、住宅ローンの相談も円滑に進められます。「マイホームに関する初期費用は抑えて、家具や新生活に必要なものに予算をかける」という考え方もできるでしょう。

【メリット２】気に入った物件を購入できる

すでに完成した建物を見学できるので、間取りやデザインはもちろん、生活動線や日当たり、使い勝手も具体的にイメージすることが可能です。注文住宅は施主の自由度が高い分、好みの住宅にできるというメリットがありますが、一方で「完成してみたら想像と違った…」「思っていたより使い勝手が悪い…」と後悔するリスクも否めません。

一方、建売住宅は誰でも使いやすいスタンダードな間取り・デザインになっていることが多く、実際に見学した上で気に入った物件を選べるので、イメージとの乖離を防ぐことができるでしょう。

【メリット３】家づくりの手間・時間を軽減できる

理想の家づくりは心弾むものですが、決めなければいけない項目がたくさんあるため、なかには負担に感じる方もいるでしょう。

その点、建売住宅であれば土地購入や家づくりに関する打ち合わせを省略できるので、マイホームの購入を急いでいる場合でも安心。転勤を控えている方や、妊娠中もしくは小さいお子さんがいる方もスムーズに新居での生活をスタートすることができます。

建売住宅のデメリット

次に、建売住宅ならではのデメリットをご紹介します。

【デメリット１】デザイン・間取りを自由に選べない

注文住宅と比較すると、建売住宅は自由度が低いというデメリットがあります。そのため「家づくりにとことんこだわりたい」「オリジナリティーを詰め込んだ、自分たちらしい空間を作りたい」と考えている方には不向きといえるでしょう。

なお、近年ではセミオーダータイプの建売住宅（規格型住宅）も登場しています。注文住宅ほど融通は効きませんが、あらかじめ用意された選択肢から希望に合った要素を組み合わせることができるので、「これだけは妥協したくない」というポイントがある場合は候補に入るのではないでしょうか。

【デメリット２】施工の様子を確認することができない

すでに完成している建売住宅の場合、建物の基礎部分や構造、施行中の様子を確認することができません。そのため、マイホーム購入という一大事に際して、不安を感じる方もいるでしょう。

こうした不安を解消するためには、信頼できる建築会社・不動産会社を見つけることが肝心です。物件のメリットを売り込むだけでなく、疑問や不安な点に対しても真摯に向き合ってくれる会社を選びましょう。また、費用はかかりますがホームインスペクションという第三者調査を購入前に依頼することも可能です。

建売住宅を購入する際のチェックポイント

建売住宅のメリット・デメリットを解説したところで、購入前に必ず押さえておきたいチェックポイントを解説します。

建築会社・不動産会社の口コミや施工実績

建売住宅の購入を失敗しないためには、建築会社・不動産会社との出会いが重要です。Webサイトで口コミや施工実績を調べたり、担当者とコミュニケーションをとったりして、信頼できる会社かどうか見極めましょう。

価格に含まれているもの

たとえば広告で「本体価格2,500万円！」と謳われていたとしても、その価格に含まれているのは最低限の要素だけで、設備を整えるためには追加費用が上乗せされるケースもあります。購入を前向きに検討していても、打ち合わせの中で追加費用が次々に発生し、予算をオーバーしてしまう…という事態も発生しかねないので、表示価格にどんなものが含まれているのかは事前に確認しましょう。

アフターサービス・保証の内容

建売住宅も、注文住宅と同様に、10年間の「瑕疵保証責任」が義務付けられています。こちらは万が一住宅に欠陥が見つかった場合、建売会社が欠陥の補修を行わなければいけないというもので、たとえ建売会社は倒産していたとしても資金調達を行い、対応する必要があります。

しかし、瑕疵保証責任の範囲は建物や生命に関わる重要項目に限られているため、できるだけ保証に力を入れている会社を選ぶと安心できるでしょう。

周辺環境

建物だけでなく、周辺環境によっても暮らしやすさは大きく左右されます。役所や教育機関、交通アクセスのほか、スーパーやコンビニの距離などによっても利便性は大きく変わるので、忘れずにチェックしておきましょう。また、周辺にはどんな住民が多いか、治安は問題ないかという点も確認しておくことで、騒音トラブルなどを避けることができます。

まとめ｜建売住宅のご相談は一代工務店へ

今回は、建売住宅について詳しくお届けしてきました。建売住宅は土地と建物がセットで販売されている住宅で、入居までの手間や時間を節約したい方、できるだけお求めやすい価格帯でマイホームを購入したい方に向いています。

私たち一代工務店は、お客様が無理なく理想の住まいを手に入れるサポートを新潟県内全域で行なっています。当社が手がける「ちょうどいい×シンプル」な建売住宅は、使い勝手のよさや質の高さで多くのお客様よりご支持をいただいております。

土地の事前調査や設計はもちろん、施工、アフターフォローまで責任を持って管理・対応しているので、マイホームのご購入に不安を感じている方もご安心いただけます。

※新築住宅瑕疵保険加入。

※繰り返しの地震に強い「制震」住宅

　制震ダンパーMAMORYを採用しています。

※一代工務店の建売住宅は、
　土地・建物・消費税・外構工事・照明器具・全てを含んだ完成価格表示です！

新潟県内で新築住宅のご購入を検討されている方は、お気軽にご相談ください。

長岡本社の建売住宅はこちら⇦をクリック

新潟支店の建売住宅はこちら⇦をクリック

三条支店の建売住宅はこちら⇦をクリック

▼一代工務店 お問い合わせ
https://www.ichidai-k.co.jp/contact/